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古佐小 基史(こさこ もとし)
1971年に愛媛県松山市に生まれる。3歳からピアノを学びながら愛光中学、高校では柔道部に所属し、キャプテンも務めて中予地区では個人戦ベスト4の成績を残す。またエレキギターを演奏してロックバンドで活躍する。東京大学医学部に入学してからはジャズ研究会に所属し、いくつかのプロバンドでギターを演奏。スイングジャーナル誌では「最も注目すべき若手ジャズギタリスト」として紹介される。卒業後、同大学付属病院精神神経科に1年間勤務したが満足感が得られず、人生をやり直そうと1997年に渡米。
渡米後にジャズ・ギタリストとしての限界を感じてクラシックギターに専念している1999年ハープに出会い、構造や音色が自分の音楽性に合っていることに気づき、ハープにのめりこんでほとんど独学で演奏技術を習得し、カリフォルニア州サクラメント周辺のアマチュアオーケストラでハープを弾く。2005年よりストックトン交響楽団の第2奏者に就任し、翌2006年のシーズンからは主席奏者に抜擢される。2002年と2003年にクラシックのソロCD"Celestial Harp T" "Celestial Harp U"をリリース。

また同時にジャズ・ギタリストの経験と知識をハープ演奏に活かしてジャズでライブ活動をはじめ、2004年にはサンフランシスコのKMTPテレビに出演する。2007年8月に、ユタ州ソルトレークシティーで3年に一度行われる Lyon-Healy Jazz & Pop Harp Competition において日本人としては初めてペダルハープ部門で二位に入賞する。アドリブの技術が高く評価され、アメリカのハープ専門誌「ハープコラム」では「ジャズピアニストのキース・ジャレットを思わせる内省的なアドリブで特筆に価する。」との評価を受ける。

2008年にベース、ドラムスを加えたハープトリオで、全曲オリジナルのジャズCD"Naked Wonder"をリリース。また主席ハーピストを勤めるストックトン交響楽団とジャズハープのコラボレーションも実現し、各地で精力的に活動している。

今後の目標は「ジャズハープの認識を一般に広めるために演奏の機会を増やし、ジャズの音楽シーンに影響を与えるレベルにまでジャズハープを発展させること。
現在カリフルニア州サクラメント在住。